市民公開講座: 見てみたいを叶える力「放射光」ー解き明かされる生命の仕組みー

私達がものを見るとき、器官としての目や脳、それを形作る視細胞や脳細胞、さらに細胞に含まれる蛋白質の分子が働きます。
このように生命の働きは、大きさの尺度が違う生命のしくみの共同作業であるといえます。
それぞれのしくみを観察するには、ものを通り抜けるため中を透視でき、波長が短いために精密に描けるX線が適しています。
この講座では、兵庫県内の放射光施設SPring-8やSACLAなどを利用して調べられた、体内時計が働くしくみ・脳や神経が働くしくみ・新しい原理で動く顕微鏡について分かりやすくご紹介します。

日 時 2017年1月8日(日) 13:00〜16:00
※開場12:30
POSTER for open lectures
会 場 神戸芸術センター2階 芸術劇場
(兵庫県神戸市中央区熊内7-1-13)
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主 催 日本放射光学会
後 援 兵庫県、兵庫県教育委員会、神戸市、神戸市教育委員会
参加費 無料 (申込不要)
講 演 13:00〜13:50
ありのままの細胞の姿を探るシン・顕微鏡
慶應義塾大学 理工学部 教授
中迫 雅由

14:05〜14:55
生物の不思議 〜 体内時計 〜
大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 
分子科学研究所 教授
秋山 修志

15:10〜16:00
分子のかたちから迫る脳・神経−そして創薬へ
国立大学法人 岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 教授
山下 敦子

※各講演時間に質疑応答10分を含みます。
問い合わせ 日本放射光学会年会 市民公開講座担当
E-mail:jsr2017_scsspring8.or.jp