放射光学会第五回若手研究会

パルス特性を用いた次世代材料研究の最前線

2013

 
 

短パルスの時間幅を持つ放射光やレーザーによる時間分解分光法は物質の動的過程を理解するための強力なツールです。これまで、各地の放射光施設や自由電子レーザー施設において時間分解分光のビームラインが整備されてきました。また、蓄積リング型光源におけるビームラインや自由電子レーザー、エネルギー回収型ライナックについて短パルスやコヒーレンスなどをキーワードとして、国内外で様々な将来計画が進められてきており、今後も放射光の分野においてその重要性は増して行くものと期待されます。

本研究会では放射光施設の時間分解測定のビームラインにおける、短パルス放射光とパルスレーザーを組み合わせて得られた結果や供用情報についてお話いただきます。自由電子レーザーやエネルギー回収型ライナックなどの次世代放射光パルス光源の現状や将来展望について紹介いただきます。また、光誘起相転移、表面光反応、光起電力効果などの光をトリガーとした現象や有機分子、太陽電池、光触媒に対し短パルスをプローブとして得られた超高速の時間領域における材料科学の最先端の結果や、超高速現象の理論的研究について話題を提供していただく予定です。

放射光施設や実験室において時間分解研究に関わっている若手研究者や時間分解研究に興味を持つ若手研究者が一堂に会し、お互いにどのようなソリューションを提供出来るのかを議論することで、本研究分野の将来の発展を模索し、短パルス放射光の共同利用のコミュニティが拡大することを目的とします。さらに、本研究会を通して次世代を担う研究者によるネットワークが形成され、若手による新しいサイエンスが発信されていくことを期待しています。

研究会の趣旨


開催日時:2013年9月10(火)、11日(水)

開催場所:東京大学柏キャンパス 物性研究所6階大講義室


主催:放射光学会

代表:今村真幸(佐賀大学シンクロトロン光応用研究センター)、足立純一(KEK-PF)、松田巌(東京大学物性研究所)


参加費:無料

※研究会の参加人数の把握,懇親会の人数確定のため、事前参加登録をお願いしています。当WEBサイトの参加登録より、ご登録ください。


懇親会:9月10日(火)、会費 4000円程度を予定

研究会の概要

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研究会ポスター(画像をクリックするとPDFファイルをダウンロードできます)