【企画講演2】
『コンパクト放射光光源の可能性』
- 日時:1月7日(土) 16:00−17:30
- 場所:A会場
- 趣旨:
2004年から2回に渡り,放射光光源とそれを利用した科学の将来展望に関するワークショップが企画され,今後の光源性能の進化と放射光科学の展開が議論されてきた。光源の進化は,これまでとは異なり,実験のニーズにより多様化して行くと予想され,その1つの可能性として,大学の研究室単位で使用可能なテーブルトップの小型X線光源の開発が上げられる。このような進化は,放射光科学の裾野を広げ,新たな実験分野を開拓する上で非常に重要になると認識されている。本企画では,有望と思われる2つのテーブルトップ小型光源の開発推進者に,それらの光源により期待できる性能と利用の可能性をレビューして頂くと共に,XFEL等の第3,第4世代大型光源で得られる光の質との違いも同じ土俵で議論し,小型光源と大型光源で今後進めていく科学はそれぞれどのようになっていくかの道筋を明確にしていくことがねらいである。
- プログラム:
- 「趣旨説明」5分
高田昌樹(JASRI)
- 「電子ビームによる単色X線の発生と医療を中心とした応用」25分
佐藤英一(岩手医大)
- 「小型放射光源MIRRORCLEのX線特性と第4世代光源への道」25分
山田廣成(立命館大)
- 「小型光源と大型光源の特性比較と将来像」25分
北村英男(理研)
- 「総合討論」10分
司会:高田昌樹(JASRI)